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「風景を残していく仕事」

最近、古くからある某料亭の解体工事が始まったようです。

解体された跡地には、いずれ新しい建物が建築されることになるのでしょうが、個人的には、その景観に調和した建物が建築されることを願うばかりです。


新しい風景ができると同時に失われゆく風景があるのは、必然とはいえ少し寂しいものがあります。



私の義祖父は、「長崎らしい風景」を残すために活動していた版画家でした。

残念ながら、私が生まれる数年前に他界しているのですが、ここ最近の休日は、その義祖父が残した版画の風景を訪ね、その現在の風景を写真に収めながら長崎散歩を楽しんでいます。




写真は、そんな風景の一部です。

版画に残されている建物は変わってしまいましたが、趣は残っています。

建築に携わる一人として、また、長崎に生まれた者として、義祖父とはまた違う角度で「長崎らしい風景」を残していきたいものです。


Nagashima

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